今回はこのような「一条工務店の和室について」の疑問にお答えします。
モダンな印象が強い一条工務店のi-smartでも和室を作ることが可能です。
一条工務店での家づくりを進めている人の中で、「和室の採用を検討している人」も多いと思います。
しかし採用にあたって・・・
- どんな場面で和室は使えるのか?
- 実際に一条工務店の和室を使用した感想は?
このような疑問を持っている方もいるかと思います。
今回は、一条工務店の家に1年以上生活した私が、「一条工務店の和室の使用用途と実際に使ってみた感想」を紹介していきます。
一条工務店のi-smartでの家づくりを進めている方で、和室の採用を検討している方はぜひ参考にしていただければ幸いです。
それでは早速内容に移りましょう。
目次
どんな場面で和室は使えるのか?
まず、我が家の和室の配置はこのようになっています。
1階のリビングに面した位置に和室を配置しています。
我が家の和室のスペックを簡単にまとめるとこのようになっています。
- 4.5帖
- ワカクサカラー採用
- 半帖サイズ畳(琉球畳)採用
- 扉をスリットスライダー(スギナチュラルカラー)採用
さて、我が家の和室について簡単に触れましたが、このような配置にした理由は以下のような使い方ができると考えたからです。
- 来客の宿泊場所
- 子どもの遊び場所
- 寝転んでリラックスする場所
それでは、これらについて詳しく紹介していきます。
来客の宿泊場所
和室の使用目的のメインは「来客の宿泊スペース」としての利用でした。
妻の実家家族が頻繁に我が家へ遊びに来ますので、宿泊するときのスペースは必ず確保したいと考えていました。
さすがに、新居なのにリビングとかの共有スペースで寝てねとはならないかなと個人的には思いました。
宿泊場所を作るときに、「和室に布団を敷いて寝る」か「洋室にベッドを用意して客間を作る」の2パターンの案がありました。
しかし、洋室にベッドを用意まですると使用目的が限定されてしまうということで和室を選択しました。
もちろん、「洋室に布団を敷いて寝る」でもよかったのですが、どうせ布団を敷くなら雰囲気の合う和室がいいと考えました。
子どもの遊び場
フローリングと比べて畳は柔らかいので、子どもを安心して遊ばせることができると考えました。
我が家の場合、リビングと和室が繋がっている配置になっていますので目が届きやすいことからさらに安心感があります。
和室を普段子どもが遊ぶ拠点としてしまうことで、家の中全体が散らかってしまうということも回避できます。
寝転んですごすリラックスの場
和室は日本人の文化とも言えますので、やはり心が落ち着くリラックス空間としての効果を期待しました。
お気に入りのYogiboを置き、だらだらと過ごすスペースとして活躍しています。
Yogibo(ヨギボー)おすすめ商品まとめ【購入時の注意点や手入れの方法も紹介】
また、我が家は1階のみエアコンを設置し2階に冷房設備が完備されていません。
いくら北海道とはいえ、夏は気温が30度を超える日が続くとさすがに冷房なしではつらい環境になりがちです。
こんな感じで2021年7月の札幌市の最高気温平均温度も平年と比べてかなり上昇していますし・・・
外気温が高いと当然部屋の中も暑い状況になります。
このような状況ではエアコンの無い寝室で寝るのはかなり厳しくなります。
そんな時は家族そろって和室に布団を敷いて川の字で寝てみました。思ったよりも寝れるなという印象です。
いざというときに1階で寝るスペースとしても活用ができますよ!
実際に一条工務店の和室を使用した感想は?
実際に一条工務店で建てた家に和室を採用し使用してみた感想は次の通りです。
よかったと感じるところ | 残念だったと感じるところ |
---|---|
床暖房にも対応している | 畳が硬い |
畳独特の藺草(いぐさ)臭が少ない | 置いたものの跡がつきやすい |
手入れがしやすい |
良かったところと残念と感じるところをそれぞれ詳しく紹介していきます。
一条工務店の畳を採用して良かったと感じるところ
畳を採用してよかったと感じるところはこちらです。
- 一条工務店の畳は床暖房にも対応している
- 畳独特の藺草(いぐさ)のにおいが少ない
- 手入れがしやすい
一条工務店の畳は床暖房にも対応
一条工務店の家の特徴というとなんといっても「全館床暖房」です。
当然、和室にも床暖房が搭載されています。
畳が床暖房に対応しているおかげで和室がある家でも全館床暖房が実現できます。
床暖房が搭載されることによって、部屋の見た目を損なってしまう暖房器具が露出せず、和室の景観を守ることにもつながります。
何よりも、床暖房対応で冬場も暖かい和室が作れるということはかなり魅力だと思います。
畳独特の井草のにおいが少ない
一条工務店の畳は一般的な藺草畳ではなく「和紙畳」となっています。
ですので、畳独特の藺草の青臭さがほぼありません。
たまに和室の扉を締め切るとかすかに畳の臭いを感じることはありますが、基本的に和室の扉を解放している我が家で畳の臭いを感じることはほとんどありません。
人によっては「畳のあの匂いがいいんだ!」という方もいるかと思います。
ですが、私はどちらかというと臭いがない方がいいと感じますので、藺草の臭いがないことはいいところだと思います。
我が家はリビングと和室が隣接しているからね。
臭いはないに越したことない!
手入れがしやすい
基本的に掃除機かけをして、汚れが気になるときは固く絞った雑巾で拭くだけです。
それに、和紙畳は耐久性が強く、カビやダニも発生しにくいという特徴があります。
特に耐久性が強く畳の張替えなどのメンテナンスの手間が少ないという部分は非常に魅力に感じます。
一条工務店の畳のここは残念と感じるところ
一方、ここは残念だなと感じるところはこちらです。
- 畳が硬い
- 置いたものの跡がつきやすい
畳が硬い
藺草の畳と比べて、一条工務店の和紙畳は硬いというところが少し残念なところです。
布団を敷かずにただ畳の上に寝転がると少し体が痛くなってしまいます。
また、布団も厚みのあるしっかりとした敷布団を敷かなければそれなりに体へ負担がかかってしまいます。
我が家は来客が宿泊する時は和室に寝ることを想定しています。
来客の負担を考えるともう少し柔らかみのある畳だったらなと感じてしまうことが正直な感想です。
和紙畳の特徴ということで仕方のない部分ではあるけども・・・
置いたものの跡がつきやすい
畳の硬さも関係してなのか、畳の上に物を置くとすぐに跡がついてしまいます。
いわゆる「ちゃぶ台」のような床置きの机を畳に置くと足の跡がついてしばらく消えません。(時間がたてばそのうちもとに戻りますが・・・)
畳に跡がついてしまうことを嫌う人は多いと思います。
もし少し重みのある物を置く場合は床の間を作るか畳の上に何かマットを敷いておくことをお勧めします。
まとめ
今回は、 「一条工務店の和室の使用用途と実際に使ってみた感想」 について紹介しました。
正直な個人的感想を述べると、和室じゃなくても洋室でもよかったかなと思う部分がたくさんあります。
なぜなら、部屋を和室にしてしまうことで使い方が限定されてしまうからです。
もし和室を採用しようか迷っているなら、イメージしている和室の使い方が「和室じゃなきゃできない使い方なのか」をよく考えて採用の可否を検討してみてくださいね。