一条工務店のi-smartⅡで家を建てた、
北海道在住のさどぴよ(@sadopiyo9)です!
家づくりは初めてのことが多くわからないことでいっぱいですが、できることならば「失敗」を避けることで「後悔」のない家を建てたいですよね。
しかし、実際に家を建てた周りの人の話を聞くと「ここをこうすれば良かった」という声が聞こえてくるということも事実です。
私自身も「これで問題ないだろう!」と思っていた家が完成してみると、「あれ?」という部分がいくつかあります。
今回は私が家づくりを通して経験した「壁紙クロス選び」での失敗とそれを踏まえて考えた「失敗しない壁紙の選び方」について紹介していますので、これから家づくりを進めていく方はぜひ参考にしてください。
目次
我が家の壁紙クロス失敗のあらまし
我が家の中で「失敗したな・・・」と感じている壁紙クロス施工箇所がこちらです。
コチラは我が家の「2階トイレ」です。
そして、2階トイレの写真がこちらになります。
デザイン性の良い悪いは「個人の感覚」で感じ方が違うのですが・・・
全面花柄の壁紙だと圧倒的に落ち着きがないんだよね・・・
ワンポイントだと可愛いと思うけど・・・
比較対象として、我が家の1階のトイレのクロスの写真がこちら・・・
1階・2階、2つのトイレ空間の写真を並べてみると・・・
う~ん、やっぱり2階のトイレの壁紙は
もうちょっと選び方があったような気がするな・・・
ということで、我が家の壁紙選びの失敗ポイントをまとめると次のようになります。
~我が家の壁紙選びの失敗ポイント~
- トイレという狭い空間の全面に柄物のクロスを張ってしまった
- トイレに求めたかった「落ち着き」がなくなった
- 床も白地に模様が入ったものであるためさらに落ち着きがない
以上のことから、「落ち着き」を求めたはずのトイレが「壁紙選びの失敗」を受けて理想と違う空間になってしまったということが失敗ポイントです。
しっかりと考えて選んだはずの「壁紙クロス」ですが、なぜこのような失敗が生じてしまったのでしょうか。次に「失敗の原因」について考えてみたいと思います。
壁紙クロス選びの失敗はなぜ起きてしまったのか?
そもそも、このような壁紙選びの失敗はなぜ起きてしまったのでしょうか?
私なりに失敗の原因を考えたところ、以下の3つが「壁紙選びで失敗した原因」だと感じています。
~壁紙クロス選びで失敗した原因~
- ハウスメーカーから渡されたカタログばかり見て壁紙を選んでしまった
- あまり時間をかけずに直感的に選んでしまった
- アクセントクロスにかかる数千円を出し渋ってしまった
この3つが「壁紙選びで失敗した」主な理由です。
それでは、「壁紙選びで失敗した3つの理由」についてもう少し詳しく解説していきたいと思います。
ハウスメーカーから渡されたカタログばかり見て壁紙を選んでしまった
失敗の原因の1つ目は、「ハウスメーカーから渡されたカタログばかり見て壁紙を選んでしまった」ということです。
渡されたカタログを全く開くなというのも変な話ですね。
しかし、完成後のイメージを膨らませるためにはカタログを開いて見るよりも、より多くの施工事例を見てイメージづくりをした方がいいと私は考えます。
まだ、ハウスメーカーや工務店と契約前の方や壁紙クロスの打ち合わせが始まっていない方は馴染みがないかもしれませんが、壁紙を選ぶ際にメーカーから渡されるものが「壁紙クロスの分厚いカタログ」です。
私が家づくりをした「一条工務店」でも下の画像のようなクロスカタログが貸し出しされました。
画像引用:サンゲツ公式サイト:https://www.sangetsu.co.jp/
カタログ中にも一応、施工事例が載っていたりするのですがカタログだけを見てもなかなか完成後のイメージを膨らませるということは難しいといえます。
実際にクロスのカタログを手に取ってみていただければわかるかと思いますが、「このクロスを全面に張るとどうなるのか」などといった想像がなかなか膨らませにくいのです。
残念なことに、家づくり計画の真っただ中で興奮していた私は、営業担当の方から手渡された「分厚いカタログ」を抱えてさらに興奮してしまい、「このカタログを穴が開くくらい熟読しなくてはならない」という錯覚に陥ってしまいました。
以上のように、「カタログばかりを見て、クロスを選ぶ」ということは完成後のイメージが湧きにくく失敗につながりやすいのです。
あまり時間をかけずに直観的に選んでしまった
失敗の原因の2つ目は、「あまり時間をかけずに直感的に選んでしまった」ということです。
つまり、カタログを見て「この柄かわいい!これ使いたい!」という直感と勢いで決めてしまったということだよ。
もちろん、直感的に気に入った壁紙を選ぶことは決して間違いではありません。
注文住宅なのですから、「自分の好きなものを選んで好きなものだらけ」で作って当たり前だからです。
ただし、直感的に選んでもいいと思いますが、「時間をおいてもう一度このクロスでいいのか」ということを見直す時間を作ることが大切です。
これはクロスだけにとどまらず、他の設備を検討する上でも「時間をおいて見直す」ことは大事なことですよね。
私が失敗してしまったことは、「直感的に使いたい」と感じたクロスをそのまま見直さずに勢いで押し通してしまったということです。
家づくりを進めていく中で「直感的」にいいと思ったことをそのまま「勢い」で通さずに後から見直すということが失敗をしないため1つのポイントだね!
壁紙だけに限らず、直感的に「これ以外ありえない!」と思っていたものも1週間後には「なんでこれ?」と感じてしまうことはよくあると思います。
クロスを選んでから家が完成し生活をスタートするまでにはかなりの時間が空いてしまいます。(私の場合5月に選んで竣工が翌年の1月なのでおよそ8ヶ月間隔が空いています)
私の場合、直感的に選んだクロスをそのままの勢いで通してしまったことで、失敗につながってしまったと感じています。
アクセントクロスにかかる数千円を出し渋ってしまった
失敗の原因の3つ目は、「アクセントクロスにかかる数千円を出し渋ってしまった」ということです。
アクセントクロスとは?
「アクセントクロス」とは、壁クロスの一部を違う柄や色のクロスに変更して印象を変える手法です。私が家づくりを行った「一条工務店・i-smartⅡ」では標準仕様外(いわゆるオプション)となります。
もちろん、一条工務店以外のメーカーでも施工可能なものであると思います。
我が家では唯一、1階のトイレにアクセントクロスを追加しています。冒頭の1階・2階のトイレの比較写真でも見ましたね。
このように、奥側は白・左側はブラウンというように一部クロスを変更することで雰囲気を変えることができる施工です。
我が家は1階・2階とトイレがありますが、「1階は来客も使うトイレ・2階は家族専用のトイレ」という感じで用途を分けて検討していたので、打ち合わせ当初から「2階トイレにはオプションとなるものを採用しない」と決めていました。
この決めつけがクロス選びの選択肢をかなり狭めてしまったと感じています。
一条工務店ではアクセントクロスの施工に1か所7,000円が追加でかかるんだ!
この7,000円を渋らずにどんどんアクセントクロスを採用していけばよかった・・・
いかがでしょう。たったの「7,000円」と考えると、オプションを入れないと決めつけて選択肢から外してしまう程の金額ではないと思いませんか?
ですので、私の失敗として、予算のことを気にしすぎて検討段階から「ここにはオプションで追加費用のかかるものは入れない」という決めつけをしてしまったことといえます。
「その家の個性を出してくれるオプション」は「デザイン性に直結するオプション」だと思います。私の場合、その意識が薄かったのが失敗の1つの原因だと考えています。
ここまで解説した、私が壁紙選びで失敗した理由をもう一度整理すると・・・
- ハウスメーカーから渡されたカタログばかり見て壁紙を選んでしまった
☞カタログも読みたいけど、完成後のイメージが湧きにくい
- あまり時間をかけずに直感的に選んでしまった
☞直感も大切だけど、勢いに任せず振り返る時間も必要
- アクセントクロスにかかる数千円を出し渋ってしまった
☞予算管理も大事だけど、デザイン性にかかわるオプションも検討するべき
このようになります。
ここまで、失敗の原因を解説させていただきましたが、皆さんが気になることは「失敗をしないためにはどんな風に壁紙を選べばいいのか?」ということだと思います。
それでは次に、私が失敗した経験を通して学んだ「失敗しない壁紙クロスの選び方」について紹介していきたいと思います。
失敗から学んだ「失敗しない壁紙クロスの選び方」
私が失敗を通して学んだ「失敗しない壁紙選びの方法」はこちらになります。
~「失敗しない壁紙クロスの選び方」~
あくまでも壁紙を選ぶ方法論となりますが、最低限この3つを押さえると失敗を避けることにつながりますよ!
こうやって箇条書きにするとなんだか当たり前なことのような気がする・・・笑
それでは、「失敗しない壁紙クロスの選び方」の3つの項目について詳しく解説していきます。
カタログを見るよりもセンスのいい施工事例を見てまねる
失敗しない選び方の1つ目が「カタログを見るよりもセンスのいい施工事例を見て真似する」ということです。
失敗談でも触れたけど、カタログを見て壁紙を選ぶのはとても危険だぞ!!!
※もちろん絶対見るなということではありません。
私が伝えたいことは、「カタログ以外にも情報を収集する方法はいくらでもあるよ」ということです。
インターネットやSNSで検索をするといくらでも施工事例を検索することができます。
私がおすすめしたい方法は、気に入った壁紙の施工事例を集めて「具体的な完成後のイメージを膨らませた状態でカタログから似たクロスを探す」という方法です。
特に、クロスを扱っている大手メーカーのサイトにはたくさんの施工例が掲載されていますし、必ず使用しているクロスの型番が記載されています。
施工例を見て自分なりにイメージを膨らませた後に、記載されている型番をカタログでチェックしクロスの性能を確認するという方法が失敗しない選び方だと思います。
失敗しない壁紙の選び方①
気に入った「施工事例」を集めて理想のイメージを膨らませると失敗を防げます!
カタログは施工事例と似たクロスを探したり、型番からクロス本体の性能を調べるための辞書のように扱うとより良いクロス選びを行うことができると思います!
壁紙選びは時間をかけてじっくりとイメージを膨らませながら選ぶ
失敗しない選び方の2つ目が「壁紙選びは時間をかけてじっくりとイメージを膨らませながら選ぶ」ということです。
クロス選びに限らず、家づくりの計画はどんな些細なことでもじっくりと時間をかけてイメージを膨らませることがとても重要だよ!
先に述べさせていただいた、「施工事例を集める」ということをじっくりと時間をかけて行い、イメージを膨らませるということがここでは一番重要なことのように思います。
そして、私が失敗してしまったように「これが良い!」という直感だけで決めてしまわずに、時間をおいて冷静に検討する期間を設けることがおすすめです。
検討するための期間をしっかりと作るためには、「着工までのスケジュール感」をしっかりと持つことが大事です。
スケジュール感を持つために、メーカーの営業担当へ「いつ頃、どのような打ち合わせをして、どんなことを決めていくのか」ということをしっかりと確認しましょう。
打ち合わせの時に次回の打ち合わせ内容を告知されると思うけど、「その打ち合わせが終わったら次は何を決めるのか」ということも営業担当へ確認すると、先の打ち合わせの見通しが持てて余裕を持つことができるよ!
繰り返しになりますが、直感に身を任せるだけでなく「直感で決めた壁紙をもう一度振り返る時間」もしっかりと作り、じっくりと検討するように心がけましょう。
失敗しない壁紙の選び方②
一度選んだ壁紙を「本当にこれでいいのか?」と振り返る時間を作ることで失敗を防げます!
振り返りの時間を作るために、営業担当へ打ち合わせのスケジュールを細かく確認することで先の見通しを持って検討していくことが大切です!
アクセントクロスを活用する
失敗しない選び方の3つ目が「アクセントクロスを活用する」ということです。
1階のトイレにしか施工しなかった私が言うのもおかしいですが、アクセントクロスは「かなりおすすめ」な選択肢だと思います。
先述した通り、私が家づくりを行った「一条工務店・i-smartⅡ」では「7,000円」でアクセントクロスを導入できます。
アクセントクロスそのものの価格については人それぞれで「高い・安い」と感じ方があるかと思いますが、部屋の壁紙選びの選択肢の幅を広げることができることから私はおすすめできるものだと思っています。
特に、私が失敗してしまった「柄物の壁紙」についても、我が家は壁全面を柄物の壁紙にしたために落ち着きのない空間となってしまいましたが、アクセントクロスとして一面だけの施工にしていたら雰囲気もかなり違っていたかと思います。
ですので、柄物の壁紙を検討している方は、ぜひアクセントクロスとしての施工も一つの候補として検討してみてください。
失敗しない壁紙の選び方③
アクセントクロスも検討することで、壁紙選びの選択の幅を広げることができ失敗を防げます!
特に、私が失敗してしまった柄物の壁紙はアクセントクロスとして導入するのであればとてもかわいらしい出来栄えが期待できますね!
失敗しない壁紙の選び方のまとめ
ここまで紹介した「失敗しない壁紙の選び方」のポイントを整理すると・・・
失敗しない壁紙選びのポイントまとめ
- カタログばかり見て壁紙を選ばない!
☞気に入った施工事例をたくさん集めて壁紙を検討しましょう!そして、カタログは似た施工事例と似ているクロスを探したり、性能を確認するために活用しましょう!
- じっくりと時間をかけてイメージを膨らませる!
☞直感で選んだ壁紙はそのまま採用しないようにして、時間をおいて見直す時間を設けましょう!時間をかけて完成後のイメージを膨らませながら「この壁紙で本当にいいのか」という視点で選んだ壁紙を確認しましょう!
- アクセントクロスも活用する!
☞アクセントクロスの導入は「壁紙選びの選択の幅を広げる」ということにつながるのでとてもおすすめです!柄物のクロスを使いたい方には特におすすめの施工方法です!
壁紙は部屋の雰囲気を決定づけるとても重要な要素の1つです。そのため、壁紙選びで失敗すると後悔につながることが多いと思います。
今回紹介した「失敗しない壁紙の選び方」を参考に素敵な家づくり計画を進めてくださいね!
ほんじゃ!さどぴよでした!