しっかりと計画を立ててコンセントを配置したはずなのに・・・。
実際に建った家に住んでみたら、「どうしてここにコンセントを付けなかったんだろう」というところに気が付いてしまった・・・。
一条工務店の家の場合、どうやってコンセント増設の依頼をすればいいのかな?
コンセントを増設するには大体どれくらいの時間と費用が掛かるのかな・・・?
今回は一条工務店の家のコンセント増設に関する疑問について解説していきます。
一条工務店の家に住む私自身も
なぜここにコンセントが無いんだ・・・
というあまりにも残念な状況に悩まされていました。
最初は「まあいいか」と放置していましたが、2年住んでみて「やっぱりここにコンセントないのはアカン」と感じることが増えました。
ということで、実際に一条工務店で建てた我が家にコンセント増設工事を行いました!
今回の記事を読むことで・・・
- 一条工務店の家にコンセントを増設したいが依頼の仕方がわからない
- コンセント増設を一条工務店に依頼したときに係る施工費用が知りたい
- 依頼からどれくらいの期間で工事が完了するのか知りたい
- コンセント増設時に注意すべきことがあれば知りたい
このような「一条工務店でのコンセント増設工事に関する疑問」の答えがわかる内容となっていますので是非参考にしてください!
一条工務店では引き渡し後のコンセント増設は可能?|依頼方法と金額を紹介
そもそもの話で、引き渡し後のコンセント増設は可能なの?
とこんな風に思う方ももしかしたらいるかもしれません。
なので、前提を整理をしておくと・・・。
引き渡し後のコンセント増設は可能です!
※ただし、施工場所によっては増設不可の場合もありますので注意。
ということで、設計時に見逃したコンセントは一生の後悔となる・・・というわけではないのでご安心ください。
前置きはさておき、一条工務店の担当営業マンに確認したところ・・・
正規ルートでのコンセント増設工事についての依頼は「一条工務店アプリ」の「アフターメンテナンス」から依頼が可能です!
とのご返事をいただきました。
正規ルートという言葉が少し怪しげですが、要するに「一条工務店を経由せず自分で電気工事業者を探して依頼する」というルートもあるということです。
今回はシンプルに「一条工務店アプリ」から工事依頼をしていきます。
結論から言ってしまうと、我が家の場合は次のような流れでコンセント増設工事を行いました。
- 一条工務店アプリから工事依頼
- 一条メンテナンス担当者との調整・見積書提出
- 一条メンテナンスに関連業者を紹介してもらう
- 関連業者から再度見積書提出
- 金額合意・施工日時確定
- コンセント増設工事実施・当日現金支払い
実際に依頼をしたときの様子や施工までの調整についてしっかりと解説をしていくよ!
それでは、一条工務店アプリを利用したコンセント増設工事の依頼の流れについて最後までお付き合いください!
コンセントの増設は一条工務店アプリから依頼|簡単たったの3分で依頼可能
まずは一条工務店アプリから、アフターメンテナンスの依頼を行います。
アフターメンテナンスって既存設備の修理の窓口だと思っていたけど、
リフォームなどの相談もメンテナンスで依頼していいらしいよ!
私が実際に一条工務店アプリを使ってコンセント増設の依頼をした手順をまとめると・・・
- スマートフォンで「一条工務店アプリ」を起動する
- 「アフターメンテナンス」を選択し、「アフターメンテナンスを依頼する」をタップする
- 上から9段目の「電気設備」を選択する
- 「コンセントの不具合」を選択し、「アフターメンテナンス依頼を行う」をタップする
- 「撮影を開始」をタップし、画面右下の「次に進む」を選択する
- 連絡の取れる時間帯などの必須項目を選択・記入し「次へ」をタップする
- 記入内容を確認し、「送信する」をタップする
以上の7つの手順でアプリからの依頼は完了です。
ちなみに、手順6の入力内容には「メンテナンス箇所の詳細を入力してください」と「不具合の詳細を入力してください」という項目があります。
それぞれには・・・
- 「メンテナンス箇所の詳細を入力してください」⇒コンセントを増設したい場所(キッチン横の自在棚…等)
- 「不具合の詳細を入力してください」⇒コンセントの増設を考えているため、配置確認と見積書の作成をお願いします。
このような内容を記入しましょう。
写真付き手順も用意したので、実際のアプリ画面を見ながら依頼方法を確認したい方はそちらを参照してください!
>> 一条工務店アプリからコンセント増設の依頼をする方法 <<
コンセント増設工事の依頼はこれで完了です。
どこにコンセントを増設したいかが決まっている人なら3分もあれば簡単に依頼ができるよ!
それでは次に、コンセント増設の依頼をした後の調整について解説していきます。
メンテナンス担当から増設箇所確認の連絡が来る|我が家は電話が来た
一条工務店アプリからの依頼から数日後に、依頼内容に記載した電話番号宛にアフターメンテナンス担当者から電話が来ました。
電話の内容を要約するとこんな感じです。
アフターメンテナンスの担当者との調整電話の内容
アフター工事の依頼を受けて連絡をしました。
具体的な施工場所の確認でご連絡しました。
階段下とキッチンの自在棚に増設を考えています!
なるほど・・・。
階段下は大丈夫ですが、自在棚は外壁に面した壁に囲われているので施工が難しいかもしれません・・・。
と、担当者さんが図面を見ながら電話で聞き取りをしてくれます。
外壁に面した壁には増設できないのですね。
それではカップボード側にあるコンセントから分岐して増設はできますか?
あーなるほど。それなら可能です。
階段下も併せて壁の裏側のコンセントから分岐するということで大丈夫ですか?
壁の裏面にコンセントがあれば分岐をとれるということを知っていたので自分から提案できましたが、このような提案はむしろ一条工務店側からしてほしかったです・・・。
2か所とも壁裏のコンセントからの分岐で問題ありません!
では、見積書作成してお送りしますね!
こんな感じで電話にて施工場所の調整を行いました。通話時間にして5分もかかっていないかと思います。
具体的に増設したい場所が決まっているのであれば、一条工務店アプリからの依頼の時に施工希望箇所の写真や図面にマーキングしたものを添付するとさらにスムーズかもしれません。
我が家の場合はこの電話をもって見積書の作成依頼が完了しました。
電話での調整後、大体1週間程度で一条メンテナンスより見積書が郵送で届きました。
見積書が手元に届く|我が家が実際にとった見積もりは2か所で約2万円
電話での調整後のある日、仕事から帰ると一通の封書が届いていました。
中を開けると・・・
こんな感じで一条メンテナンスからの見積書が届きました。
見積書の中身は、
- 見積書
- 電気工事の図面
これらの内容がセットになって一綴りになっていました。
見積書の金額を確認すると・・・
2か所でおよそ「2万円」という金額で見積もりがされていました。
内訳は超シンプル。こんな感じです。(見積書の掲載許可を取っていないので大体の金額を紹介しています)
- 増設工事 ・・・ 16,000円
- 諸経費 ・・・ 1,500円
- 消費税 ・・・ 1,750円
- 合計 ・・・ 約20,000円
今回の増設工事は壁裏のコンセントからの分岐だけでこの価格となっています。
全く何もない壁にブレーカーから配線をして・・・というちょっと大掛かりな作業となるともう少し金額は増えるかと予想できます。
さてさて、壁裏のコンセントから分岐をとるだけで「2万円」か・・・。
なんか高くないか???
「コンセント 増設」と調べると、DIY感覚で壁裏のコンセントから分岐をとって増設をする方がたくさんいる方を見かけるので、作業自体はそんなに難しいものではないと思われます。
しかし、コンセント増設などの電気工事をする場合は電気工事二種などの専門資格が必要なのです・・・。
さすがに、危険を無視してコンセントの増設はしたくないな・・・
ということで、そもそも業者に依頼することを前提に見積書をとっているので依頼をすることになるのですが、もう少し金額を抑えたいなというのが正直な気持ちです。
ということで、価格を抑えられないか遠まわしに担当へ確認することにしました。
見積書の内容確認と価格交渉|一条メンテナンスではなく下請業者を紹介してもらう
見積書を見て、「なんか高いなあ・・・」と感じたので早速メンテナンス担当の方へ連絡することにしました。
見積書に名刺も同封してくれていたので、名刺に記載のメール宛にこんな感じのメッセージを送りました。
- 見積書に記載されている工事一式の具体的な内容を教えてもらえるか
- 2か所で見積もりを依頼したが1か所に変更すると金額が半額になるか
- 一条工務店を介さずに増設をした場合、電気設備の保証がなくなるのか
- 他の電気業者を探して相見積書をとってもいいか
かなり要約していますが、大体こんな感じです。
メールでの連絡に対してのレスポンスはかなり早い印象で、すぐにお返事をいただきました。
返事の内容としては・・・
- 工事一式については「工事費用・部材・人件費・交通費」が含まれている
- 人件費・交通費の部分があるため施工箇所が半分になっても金額が半分にはできない
- 一条工務店を通さないと施工部分についての保証がなくなる
- 他の業者で見積もりしてももちろんOK
- もしよければ下請けの関連電気工事業者を紹介します
- 下請け業者さんなら保証がなくならずに対応できる
こんな感じの内容でした。
メールにはもっと詳細にそれぞれの質問に対する回答が書かれており、対応が良いものだと感心しました。
関連業者さんへの直接依頼という形であれば、
- 価格がもう少し抑えられる
- 一条メンテナンスとの直接契約ではないが保証が継続する
- 工事の日程調整や金額については引き続き一条メンテナンスを通して調整できる
- 面倒な契約書の取り交わしも不要
とのことで、メリットしかないので関連業者を紹介してもらう運びになりました。
最初からそうしてくれよ!!!
という気持ちも内心はありましたが・・・
価格が抑えられそうだということで、そんな気持ちはぐっと抑えて一条メンテナンス担当者からの「金額再見積もりと工事日程の候補日の連絡」を持つことになりました。
一条メンテナンス関連業者から提示された工事費用は1万2千円|金額・日程調整もスムーズに進みました。
関連業者への再見積もりを依頼して2日後、メールにて「金額」と「施工可能な日程」の連絡が来ました。
メールの中身には・・・
- 電気工事は1か所「1万円」、2か所で「1万2千円」で可能
- 施工日は最短で〇日の週で工事可能
- 希望日時を教えていただければ対応する
こんな感じの内容が記載されていました。
このことから、関連業者さんに依頼すると大体1万円からコンセントの増設が可能と考えることができますね。
やっぱり業者さんに頼むと1万円はかかるか・・・。
これ以上値引くのは厳しそうね・・・。
ということで、2か所1万2千円で合意し、希望の日時を伝えて価格・日程の調整が完了しました。
当初、一条メンテナンスへ直接依頼した見積書から比べると半分近い金額の値引きとはなっています。
ですので、営業担当者さんの言う「正規ルートで工事依頼」するのであれば、一条メンテナンスから関連業者さんを紹介してもらうのが一番安くて保証も損なわないベストな方法といえますね。
コンセント増設工事当日|施工にかかった時間は1か所30分
ということで、、、
- 一条工務店アプリから工事依頼
- 一条メンテナンス担当者との調整・見積書提出
- 一条メンテナンスに関連業者を紹介してもらう
- 関連業者から再度見積書提出
- 金額合意・施工日時確定
こんな手順を踏みながらようやくコンセント増設工事までたどり着きました。
連絡自体はスムーズだったけど、
アプリからの依頼から施工までに3週間くらいはかかったね。
メールのやり取りで自分が連絡を怠ったということもあるけども・・・
コンセントの増設工事自体はそれほど大掛かりな工事ではありませんので、30分もあれば施工が完了します。
やはりプロに頼むとサクサクやってくれますね。
そして増設されたコンセントはこんな感じです。
特に特別な代物ではありませんね笑
正直、設計時に自在棚にコンセントが必要なことに気づけなかったこと自体が残念なんだよね・・・。
これから家を建てる方はこんなミスをしないように気を付けましょう・・・。
以上が「一条工務店で建てた家にコンセントを増設するための依頼から施工までの流れ」になります。
コンセント増設依頼時の注意点|保証対象から外れるケースや増設に対応できない場合も
コンセント増設を依頼する方法や施工までの流れは分かったけど、
増設工事をするにあたっての注意点はないのかな?
と、こんな風に感じている方のために、コンセントを増設する際の注意点について解説していきます。
コンセントの増設を行う際に注意すべきポイントは大きく2つです。
- 保証書に記載されている「電気設備」に関する保証について
- コンセントの増設を希望している場所が施工可能な場所であるか
こちらですね。
コンセントの増設工事の依頼の流れの中でも少しずつ触れてはいますが、「保証」と「施工不可」についてもう少し詳しく解説したいと思います。
一条メンテナンスを仲介しないと不具合が発生したときの保証が適応されない?|保証が切れないようにするための対応
一条メンテナンス担当者さんとの連絡で確認した保証についてメールを振り返ると・・・
一条工務店を介さずに増設をした場合、電気設備の保証がなくなるのか?
⇒一条工務店を通さないと施工部分についての保証がなくなる
⇒一条メンテナンスか一条工務店から紹介を受けた業者さんに依頼した工事なら保証は継続する
こんな感じのお返事をもらっていました。
もう少しわかりやすいように図で表すと・・・
こんな感じです。
保証なんて気にしないぜ!という方は一番簡単で安く済む方法で、
保証がなくなると何かあった時心配!という方は一条メンテナンスを経由しよう!
※ちなみに、コンセントを含む「電気設備」の保証期間は 年となっています。
外壁に面した壁は施工不可?|コンセントの増設が不可となってしまうケースの例
一条メンテナンス担当者さんとの連絡の中で・・・
なるほど・・・。
階段下は大丈夫ですが、自在棚は外壁に面した壁に囲われているので施工が難しいかもしれません・・・。
こんなやり取りがありましたね・・・。
設計の段階であれば、コンセントの設置場所の要望はほぼ通ると考えていいです。
しかし、建物が完成した後のリフォームとなると、施工可能な範囲にかなりの制限があるようです。
ちなみに、外壁に面した壁が施工不可の理由は、
「外壁に面した壁は断熱材やらなにやらたくさん詰まっていますので・・・」
とのことだったよ!
こんな感じで、建物の完成後のコンセント増設は制約がありますので気を付けましょう。
ということで、コンセントを増設したいと考えている方はまずは一条メンテナンスに相談するのが一番いいのかもしれませんね。
まとめ
今回は、「一条工務店で建てた家にコンセントを増設するための依頼方法や注意点」について解説をしました。
「なぜここにコンセントがないんだ」という状況に陥ってしまった場合でも、保証を継続しつつコンセントを増設することが可能ですので検討してみてください。
ちょっとした出費で、これからの生活を少しでも快適にできるのであれば検討の価値はあるよね!
コンセントの設置場所は、建物が完成した後に「どこでどんな家電製品を使うのか」が具体的にイメージできていないと失敗してしまうケースが多いと思います。
私も、イメージが足りずほしい場所にコンセントがないという状態に陥ってしまった1人ですから・・・。
なかなか入居後の生活のイメージがわかずに・・・
- コンセントの場所がこれで足りるのか客観的に誰かに確認してほしい
- 家の設計がこれで本当に大丈夫か確認してほしい
- 家づくりのアドバイスが欲しい
こんな悩みを抱えている方がもしいれば、「ココナラ」に掲載されている設計無料診断などを利用するのも1つの手段です。
例えば、今回の話題となった「コンセントの設置場所」についても・・・
こんな感じで「コンセント」と検索すれば「電気設備の設計無料診断サービス」などがたくさん掲載されています。
建物完成後のコンセント増設は難しい場合もありますので、「これから家を建てるんだ!」という方はこのような診断サービスを利用してみてもいいかもしれませんね!
今回の記事を参考にコンセントについての悩みを解消して頂けたら幸いです!
ほんじゃ!さどぴよでした!