2階浴室っていう間取りを見つけたんだけど、
2階浴室のメリットとデメリットって何だろう?追加費用や水漏れの心配はないのかな?
今回はこのような疑問にお答えします。
SNSなどのメディアでたまに見かける間取りとして「2階浴室」という間取りがあります。
我が家も検討した結果、2階に浴室がある家で生活しています。
私たちと同じように2階浴室の家に興味がある方もいるのではないでしょうか。
しかし、2階浴室に興味があってもこのような疑問を抱えている方もいるかと思います。
- 2階に浴室を作るメリットとデメリットってなに?
- 2階に浴室を作ることで追加費用が掛かるのでは?
- 2階にお風呂を作ることで1階への水漏れが起きたりしないの?
このような疑問に、2階に浴室がある家に1年間以上生活している私が回答していきます。
実際に1年以上2階浴室の家で生活をすることで「2階浴室のメリットとデメリット」が見えてきました。
実際に生活してみた感想や気づいたことにもとづいて解説しますので、2階に浴室を作ろうか検討している方は是非参考にしてください。
目次
2階に浴室を作るメリットは2つ。満足度はとても高いです。
2階に浴室を作るメリットはこの2つです。
- 洗濯動線が2階で完結する
- 1階にスペースを作ることができる
一番のメリットは洗濯動線の部分です。
2階浴室を選択した理由も「洗濯動線を2階で完結させるため」が一番の理由でした。
洗濯動線はもちろん1番のメリットですが他にもメリットが見えてきました。
それぞれについて詳しく解説していきます。
洗濯動線が2階で完結する
1階にリビング、2階に居室という設計であれば洗濯動線が2階だけで完結します。
脱衣場付近に洗濯機が設置される間取りがほとんどだと思います。ですので2階浴室となることで洗濯機も2階に設置されます。
そして、洗濯したものを直接、各部屋に干しそのままクローゼットに収納することができます。
この一連の流れが2階で完結できるってかなりストレスフリー!
もしも、1階に浴室があり2階に居室という設計の家だと洗濯物を2階へ運ぶという作業が必要になります。
洗濯はほぼ毎日しなくてはならない家事ですので、そのたびに2階まで洗濯物を運ぶのは正直、重労働でしかありません。
ですので、「2階ですべての洗濯動線が完結する」ということは、2階浴室の大きなメリットの1つであると言えます。
1階にスペースを作ることができる
浴室を2階に移動することで1階にスペースを作ることができます。
その例として我が家の間取りをご覧ください。
こちらは我が家の1階の間取りです。
左上に和室が配置されていますが、もしも1階浴室のプランだったならこの位置に和室を置くことができなかったと思います。
和室は「宿泊客の寝る場所」と「目の届く位置の子どもの遊び場」という目的で採用した部屋ですので、どうしても1階に配置したいと考えていました。
関連 一条工務店の和室レビュー|和室を採用した理由と実際に使用した感想のまとめ
しかし、スペースの関係で1階に和室を作ることが難しそうだとなったところで・・・
浴室2階にもっていけばええやん!
という逆転の発想で無事1階に和室を配置することができました。
1階にどうしてもスペースが足りないとなったとき、2階へ浴室を配置することで1階のスペースを確保できるかもしれません。
設計の打ち合わせで1階スペース問題に直面したときはぜひ思い出してください。
2階に浴室を作るデメリットは2つ。来客や将来のことも想定しよう。
一方で2階に浴室を作るデメリットはこちらの2つです
- 宿泊客が入浴する際に2階へ案内しなければならない
- 老後の2階への上り下りに対する懸念
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
宿泊客が入浴する際に2階へ案内しなければならない
宿泊客が来たときはわざわざ2階の浴室まで案内しなければなりません。
初めて来た宿泊客限定ですが、いちいち上の階まで案内するのは少しだけ面倒です。
2回目以降はお風呂入ってきていいよ!だけで済むんだけどね!
また、一階に手洗い場などがなければ洗顔などの身支度も2階でする必要があります。
これに関しては少しだけ来客に気を遣わせてしまうような気がします。
我が家は1階に手洗い場を増設していますのでその部分の懸念はクリアできているかな!
ちなみに、2階浴室は来客が入浴する際に目が届かなくなるため防犯の面で気になる方もいるかと思います。
それについては、あまり心配いらないかなと個人的には思います。
なぜなら、宿泊するような来客はかなり親しい間柄の人だけだからです。
ということで初めて宿泊する来客の案内だけ少し面倒だというところが少し残念なところです。
老後の2階への上り下りに対する懸念
老後のことを考えると2階の浴室に行くために階段を上り下りしなければならないという懸念もあります。
これについては確かにそうだなと私も思いますし、設計の段階で重々承知していたことでした。
しかし、老後に2階へ行くのが難しくなることを想定するのであればそもそも2階建てに家づくりはできないように思います。
寝室も2階にあるし・・・。寝るたびに2階へ行かないとならないよね?
むしろ、ある程度割り切って考えれば洗濯動線が2階で完結するので、重たい洗濯物を2階まで運ばなくてよくなり老後の負担軽減になるようにも感じます。
老後の心配は人それぞれで考え方が違うと思いますが、「2階へ上がる行為そのものが老後は負担」と考える方にとってはデメリットかもしれませんね。
2階に浴室を作ると追加で費用が掛かるの?
これは家づくりを行うハウスメーカーによって差はあるかと思いますが、私が家づくりを行った一条工務店の場合、追加費用はありませんでした。
しかし、浴室に関連する住宅設備の仕様変更が必要な場合もあります。
我が家の場合はエコキュートをハイパワー型へ変更するという仕様変更が必要になりました。
エコキュートをハイパワー型に変更する費用だけ発生。
浴室を2階に設置すること自体は追加費用なしで実現できましたが、お湯を送るための給湯器(我が家はエコキュート)をハイパワー型に変更するための費用は追加で発生しています。
エコキュートの仕様変更に伴う追加費用は24,000円でした。
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このように、浴室を2階にすること自体は無料で可能であっても、付帯する設備の仕様変更などで費用が加算される場合も想定できます。
この辺りは、メーカーによって対応が様々だと思いますので、営業担当へ確認するのが確実だと思います。
下の階への水漏れの心配はないの?
ここまでで2階浴室のメリットやデメリット、費用面について紹介しました。
しかし、一番気になるところは2階に浴室を設置することによる水漏れの心配だと思います。
もちろん、水回りですから階下への水漏れのリスクは0%と言い切ることはできないでしょう。
水漏れのリスクはゼロじゃない。だけどメリットもある。
しかし、浴室が2階にあるため、1階の点検口からバスタブなどの状態を目視で確認することができます。
こちらは実際に我が家のバスタブを1階から覗いた写真です。
これは内装工事中に撮影した写真ですが、天井の点検口を開ければ同じように状態を見ることができます。
もし万が一、水漏れがあった際はこの点検口から状態を確認することができますし、階下の部屋が水浸しになって水漏れに気づくことができます。
1階に浴室があっても同じように水漏れのリスクは当然あります。
だとすれば、水漏れにいち早く気づくことができるのはむしろ2階に浴室がある家だと思います。
なので、2階浴室にすることによる水漏れの心配はそれほどしなくても大丈夫です。
1階に浴室があったって、水漏れする時はするからね。
2階だと特別水漏れしやすいわけでもないし!
まとめ
今回は「2階に浴室を作るメリットとデメリット」について解説しました。また、「費用面や水漏れの心配」についても触れさせていただきました。
2階浴室の家に1年以上住んでいる私ですが、2階浴室はとても満足度が高いので2階に浴室を作ったことへの後悔は全くないと断言できます。
「もう一回家づくりをやれ」といわれても、もう一回2階浴室を検討すると思えるくらい気に入っている間取りです。
SNSなど、様々なメディアでたまに見かける「2階浴室」という間取りですが、個人的にはとてもおすすめです。
これから家づくりを進めていく予定の人で、2階浴室に興味を持った方はぜひ当記事を参考に検討してみてくださいね。
ほんじゃ!さどぴよでした!