一条工務店の契約金は預り金として使われて残額が返ってくるらしいけど
実際にお金がいくら戻ってくるんだろう?いつ入金されるのかな?
今回はこのような疑問にお答えします。
一条工務店との仮契約を行う際、仮契約金100万円を支払うことになります。
そして、100万円のうち80万円が預り金となり、行政手続きや請負契約にかかる印紙代などの諸費用の支払いのために使用されます。
この預り金について特に注目したいポイントはなんといっても「残金が出ると引き渡し後にお金が戻ってくる」というところです。
そんな話を聞くと・・・
- 一条工務店の預り金がどれくらい戻ってくるのか知りたい
- 一条工務店の預り金がどのようなことに使われているのか知りたい
- 一条工務店の預り金がいつ頃戻ってくるのか知りたい
このような疑問が浮かぶ方もいると思います。
今回は実際に一条工務店と契約し家を建てた経験のある私の実体験をもとに、「一条工務店の預り金」について解説していきます。
一条工務店の預り金について詳しく知りたいという方はぜひ参考にしてください。
目次
一条工務店の預り金はどれくらい戻ってくるの?
実は、預り金の残金は人それぞれでかなりばらつきがあります。
一つの参考データとして、こちらの図をご覧ください。
こちらの表はGoogleで「一条工務店・預り金・返金」のキーワード検索をして表示された上位順20件のサイトから実際に返金された金額を調べて金額帯ごとに分類した図です。
検索母数が少ないのであくまで参考データですよ!
この図を見てわかるように、残金として返金される金額はバラバラです。
表を見る限りは20~40万円台の返金が多いようですね。
では、実際に一条工務店で家を建てた私の預り金はどうだったのでしょうか。
我が家の預り金残金はおよそ14万円!ちょっとしたお小遣い感覚です。
我が家の預り金返金額は143,809円でした。
だいたいの人は20~40万円台の返金を受けているようですが、我が家の場合は10万円台の返金となりました。
3,000万円越えの買い物をした直後なので14万円といわれてもちょっとした小遣い感覚ですが実際14万円の返金でもありがたいものはありがたい。
「お、ちょっといい家具買えるじゃん!」的な感覚だね~。
でもやっぱり、他の方の返金額を調べると14万円はちょっと寂しい感じもしますけども・・・。
預り金で足りない場合は追加請求も?
預り金で支払いが足りない場合は追加で費用を請求されます。
検索上位サイトの調査をする中で、追加費用を支払った方もいました。
今回調べた20サイト中2名の方が追加費用の請求を受けていたようです。
追加費用の請求を受けた人の特徴として、水道工事や残土処理などにかかる費用が大きかったということがあります。
しかし、「水道工事が必要になるのでは?」という視点を持って土地探しを行うのは素人には無理だと思います。私も根っからの素人ですが無理です。
そもそも、80万円もお金を預けているのにそれが足りなくなるっていったい何にお金を使っているんでしょうね。
一条工務店の預り金はどのようなことに使われているの?
「そもそも80万円ものお金を何に使っているのか?」
こんな疑問にたどり着いてしまいましたが、預り金の使い道はほとんどの人が同じパターンです。
ですので、一条工務店で建てたほかの人の預り金がどのように使われたかを見ることで自分の預り金の残り方もイメージすることができます。
預り金の主な使い道はこちら。箇条書きでまとめました。
検索上位サイトの調査の結果、次の項目の支払いに預り金が使用されることが多いようです。
- 設計費用⇒図面作成などの設計にかかる費用
- 登記費用⇒土地や建物の登記にかかる諸費用
- 官公庁への申請費用⇒長期優良住宅認定などの申請にかかる費用
- 水道工事⇒水道の引き込みや使用に関する手続きにかかる費用
- 残土処理工事⇒建築時に出た残土の処理にかかる費用
- その他諸工事⇒水道・残土以外に発生する工事(標識の移動など)
- つなぎ融資利息⇒着工から竣工までの支払いをするために利用するローンの利息
- 印紙代⇒申請や契約にかかる印紙代
このようになっています。
では、実際に約14万円の返金を受けた我が家の「預り金使用内訳」はどのようになっているのでしょうか。
我が家の預り金の使用内訳はこちら。全部で11件の支払いに使用。
それでは、我が家が実際に返金を受けた預り金の残金の内訳をご覧ください。
こちらになります。
我が家の場合、預かり金80万円のほかに2つ入金の履歴があります。
1つ目が、1枚目の上から7行目に記載の「工事代金より|過剰入金分」の274,078円です。これは工事費用のあまり分です。使わなかった分は返金されます。
2つ目が下から2行目「返済金過剰入金」の2,769,701円です。我が家は多めにローンを組んでいますので、借入金の余った分が入金されています。
以上のように我が家の預り金明細書は「預り金のほかに3,043,779円分加算された明細書」になっています。
明細を見ると「3,187,588円」入金されたことになっており預り金の残額が分かりにくくなっていますが、実際の預り金の残額は最終の残額から上記の2つの入金分を引いた14万円になります。
3,187,588円(返金総額)- 3,043,779円(預り金以外の返金額)
=143,809円(預り金残額)という計算式だよ!
預り金以外のお金の入金を除けば、先ほど箇条書きにまとめた内容とほとんど同じです。
内容を種類ごとに分けると・・・
- 設計費用⇒108,000円
- 登記費用⇒194,110円
- 官公庁への申請費用⇒7,800円
- 水道工事⇒181,530円
- 残土処理工事⇒なし(外構工事請負業者の方の請求になっていました)
- その他諸工事⇒なし(特に工事が必要なかった)
- つなぎ融資利息⇒154,351円
- 印紙代⇒10,400円
合計:656,191円
残額:143,809円
このようになります。
当たり前ですが、ちゃんと金額もあっています。明瞭会計です。
このように種類ごとに見ると・・・
- 登記費用⇒194,110円
- 水道工事⇒181,530円
- つなぎ融資利息⇒154,351円
この3つの支払いが大きかったことが我が家の14万円というやや寂しい返金額の要因ということが分かりますね。
預り金の残額を予想するときのポイントが「登記費用」「水道・残土処理工事」「つなぎ融資利息」ということが我が家の事例から確認することができました。
あらかじめ預り金の残額を予想したいのであれば上記の3項目を営業担当に確認することでおおよその金額をイメージすることができますね。
ではこのような預り金の使用内訳が分かる資料はいつ頃手元に届くのでしょうか。
預り金の使用内訳は引き渡しを受けた後に知る?
預り金の使用内訳は竣工引き渡し後に一条工務店の本社から郵送されてきます。
ですので、すべての工事が終わった後にどのような使われ方がされたかがわかるシステムになっています。
このシステムの怖いところは、すべて支払い済みの状態で内訳が届くというところです。
家が建つ課程で必要不可欠なものの支払いですので仕方がないのですが、もし追加費用が発生する場合・・・
預り金で足りなかった分、立て替えて支払っておきました!(ドヤッ)
じゃあ、立替た金額これなので!あとでお金振り込んでおいてください!
数十万請求ボン!!!(ドヤドヤッ)
だいぶ盛っていますが、こんな状況にもなりかねないと思います。
数十万円のまとまったお金を準備するのって結構大変ですよ。もう支払い済みだから拒否もできないし・・・。
ということですべての工事が終わった後に内訳が届くシステムはちょっと怖いなと感じます。
せめて、大きい金額の支払いがある場合は事前に知らせてくれるシステムにしてくれればより安心だよね。
一条工務店の預り金はいつ頃戻ってくるの?
最後に、一番気になるのは「預り金の残金がいつ返金されるのか」だと思います。
私の場合は14万円でしたが、引き渡し後の買い物に14万円プラスされると考えると早く手元にほしいなと感じますよね。
では、この預り金の残金はいつごろ入金されるのでしょうか。
我が家の返金は1~2ヶ月後。首を長くして待て。
我が家の場合、引き渡し後1ヶ月ほどで入金を受けました。
2020年1月末に引き渡しを受けて2月中旬に入金を受けたよ!
個人的な感想ですが、「意外と早いな!」と感じました。1ヶ月弱ですから。早いですよね?
我が家のように残金がある場合は首を長くして待つことになるでしょう。
しかし、追加で費用請求が発生する場合も同じくらいの期間で請求が届くと考えられます。
先ほども触れたように、引き渡しを受けた後にいきなり数十万円請求されてしまうと頭が真っ白になりますよね。
そのようにならないために、追加で費用請求が発生しそうであればすぐ連絡をくれるよう事前に営業担当者へ伝えておきましょう。
まとめ
今回は「一条工務店の預り金」について詳しく紹介しました。
我が家の場合はおよそ14万円が返金されました。
注文住宅はとても大きな買い物ですので、引き渡し後に少しでもまとまった額のお金が戻ってくるととてもうれしいですよね。
今回紹介した例はあくまでも私の家の場合ですので、すべての人が同じくらいのお金が戻ってくるわけではありません。
ですが、どのような項目に預り金が使用されていくのかという部分は参考になるかと思います。
そして、返金されたという話が多かったという事実はこれから一条工務店で家を建てようと考えている方のちょっとした希望にもなるかと思います。
もしも、一条工務店と契約するのであれば、「預り金がどのように使われるのか」ということをしっかり押さえたうえで契約してくださいね。
ほんじゃ!さどぴよでした!
我が家は、担当者があまりにも信頼ができなかったので、中途解約しました。上司の方に色々説明し、了承して貰ったのですが、預り金100万から地盤調査にかかった費用(6万程)は戻らないとの説明を受けました。それは仕方ないと思いましたが、後日一方的に解約に関する合意書なる書類を持ってきました。返金額は、なんと15万程引かれた金額でした。設計報酬と印紙代が加算されていました。話が違うと言いたかったのですが、そういう会社なのだと思い諦めました。
貴重なコメントありがとうございます。
仮契約を結んだ上で預り金100万円をお預けされたのかと思います。
私の預り金残金を見ると「設計報酬」と「印紙代」の記載があります。
もし契約の取り交わしや図面の提示があったのであれば、
発生した費用が預り金から差し引きされるものなのかと思います。
ただ、このような費用説明が不足していたとしたならば、
そういった面も含めて担当者への不信感につながったのだとお察しします。
無事に家づくりができますことを願っています。